東京都文京区・小伝馬町・奥沢の整体院、接骨院

慢性痛専門の整体師が、横向き寝用の枕をおススメする人としない人

仰向け寝

はじめにお伝えしたいことがあります。それは、小石川整骨院でおすすめしている寝姿勢は「仰向け」ということです。当院では仰向けで眠れる状態を作るために、施術を行っているといっても過言ではありません。

なぜ、そこまで「仰向け寝」をおすすめするのか?

それは、仰向け寝には、疲労回復、腰痛回復などに大きな効能があるからです。

しかし、小石川整骨院の見解とは逆に、横向き寝のための枕というのが様々な企業から発売され広告も多く見かけます。
それらの広告では、もちろん横向き寝のメリットがうたわれています。メリットとしてうたわれているのは主にこの2つです。

  1. イビキが解消される
  2. 横向き寝で負担がかかる首や肩が楽になる

横向き寝をすることが前提だと、これらはメリットになりますが、横向き寝自体がいいものであるのかという話が抜け落ちているといえます。

この記事では横向き寝のメリットやデメリットを考察しながら、正しい寝姿勢についてご紹介していきます。

なぜ、横寝向き寝のための枕が売れるのか?

「腰痛持ちの人にとって、もっとも楽な寝姿勢が横向き寝だから専用の枕は売れる。」

このように私(慢性痛専門の整体師)は考えています。

横向きで寝ると、腰痛持ちの方でも腰に負担がかからないので痛みを感じることがなく楽に眠れます。

美味しいからといって、脂肪分と糖質がたくさん入ったものを食べ続けるのは健康やダイエットの観点からおすすめされないように、楽だからといって横向き寝を続けるのは腰痛改善の観点からはおすすめできません。

横向き寝枕は、特定の悩みを抱えた人だけが利用したほうが良いと考えています。

横向き寝枕を使った方が良い人

横向き寝用の枕をおすすめできるのは、いびきをかくことに悩みがある人、妊婦さん、腰が悪くて仰向けで眠れない人だけです。それぞれ理由をみていきます。

  1. いびきをかくひと
  2. いびき

    仰向けで寝ると舌が後ろに落ち込むと、イビキをかきやすくなります。その回避策として横向き寝は有効です。舌が後ろに落ち込みにくくなるので、イビキが改善されます。

  3. 妊婦さん
  4. 妊婦さん

    お腹の状態によって仰向けが困難な場合など、横向き寝をおすすめしています。

  5. ギックリ腰など腰に急激な痛みがあったり、慢性的な腰痛で仰向けで寝れない場合

腰痛

腰に痛みがある状態とはつまり腰が硬くなっている状態です。その状態で仰向けに寝ると腰に負担がかかるので、痛みが強くなります。ギックリ腰の状態では、仰向けで眠ることは困難です。

横向きで眠れば、腰に負担がほとんどかからないのでギックリ腰でも痛みを感じにくく眠る事が出来ます。

しかし、横向きはあくまでも緊急時の寝姿勢と考えています。習慣的に横向きで寝てしまうと、健康には悪い効果があります。

長期的に横向き寝をおすすめしない理由

上半身は肩や腕で、脚は片足側で身体全体を支えます。
仰向けと比べると、マットレスとの接地面積は圧倒的に少ないといえます。

接地面積が少ないということは、負荷が1点に重い負担がかかることになります。寝起きに、マットレスに接していた肩や腕を触ってみてください。

「マットレスに接していた部分、冷えていませんか?」

冷えているということは血流が悪くなっているという証拠です。
横向きの寝姿勢を続けていると、身体全体の血流が悪化するので、寝ても疲労が回復しにくくなり、肩や腕の痛みだけでなく腰痛の原因にもなります。

圧倒的な疲労回復効果、仰向け寝の効能!

横向き寝と比べて、仰向けはマットレスとの接地面が広い状態です。
圧力が分散されるので、血流を滞らせることがありません。そのため、疲労回復に非常に効果的です。

疲労回復のほかに血流と大きく関係しているのが、腰痛などの慢性痛です。
血流が良いと、腰痛などの慢性痛などと大きく関係する疲労物質を流してくれます。

そのため、前日に運動や仕事などで筋肉に疲労が溜まっていても仰向けで眠る事で疲労をリセットできるのです。

筋肉が疲れても眠る事でリセット、仕事で疲れても眠る事でリセット。

当たり前の事をいっているように思われるかもしれませんが、この効果を発揮できるのは仰向け寝だからこその効果です。横向き寝でも寝る事によって疲労回復は行われますが、仰向けほどの効果はありません。

仰向けで眠るためにはどうしたらいいのか?

仰向けで眠るためには、ずばり腰を柔らかくする必要があります。
慢性的な腰痛を抱えている方は、仰向けで眠りたくても眠る事が出来ません。

仰向けで寝て脚を伸ばすと、マットレスと腰の間に手が入ってしまうような隙間はありませんか?マットレスと腰の間隔が広いほど、腰痛の症状としては重たいといえます。

その間隔の広さだけ、仰向けになった際に腰に負担がかかります。重度の腰痛の場合だと、手のひらがすっぽりと入ってしまうほどです。

腰痛がなくなり、腰が柔らかくなるとマットレスと腰の間隔がゼロになります。手の平も全く入りません。これが健康な腰の状態のバロメーターです。

長期間にわたって仰向けで眠れていない、腰とマットレスの間に大きなすき間がある場合には、腰が非常に固い状態であるといえます。腰が健康な状態を作るためには、根本治療が必要です。

仰向けで眠れるようにするための腰痛治療はどうやって選べばいいの?

迷う男性

仰向けになった瞬間に痛みが出たり、手の平がすっぽりと腰とマットレスの間に入ってしまうようだと重度の腰痛といえます。

ここまで進行した痛みを解消するのが、根本治療です。
保険適用の整骨院や整体で電気を流すだけの治療では回復がほとんど見込めません。

根本治療といっても、それぞれの院でのやり方がありますし効果も千差万別です。どこの整骨院や整体が効果が良さそうか見極めるのも一苦労です。

保険適用ではなく、根本治療をうたっているから治るというわけではありません。
小石川整骨院に通いにくい方のために、整骨院の選び方に関して記事を書いています。ぜひ参考にしてください。

【腰痛が治らない!】整形外科で腰痛が治らない理由と正しい病院・整骨院の選び方

小石川整骨院の根本治療

小石川整骨院は慢性痛を専門にしている整骨院です。そのため、保険適用で行われている電気治療は一切行わず、すべて手技で行います。
(電気治療が効果的なのであれば、使いたいのですが残念ながら効果が薄いので利用していません。)

”痛いほど効く”というイメージをお持ちの方も多いのですが、小石川整骨院の考え方は真逆です。

施術に痛みは不要であると考えます。
痛みがない施術で、抜群の効果を上げます。

  1. どこに行っても治らなかった。
  2. 保険治療を続けたけど、治らなかった。

このような方が多くお越しになります。
仰向けで寝たくても痛みで叶わない方は、ぜひお越しください。

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腰痛が治って仰向けで眠れるようになったら、タオル枕がおススメ

仰向け寝用の枕といううたい文句はあまり見かけません。というのも、枕はもともと仰向け用につくられているからです。

フィッティングして作る枕がありますが、腰の柔らかさによって合う枕というのは変化していきます。そのため、フィッティングした日にちょうどよい枕を作ったとしても、腰の状態が良い方向でも悪い方向にでも変化したら、「合わない枕」になってしまいます。

フィッティングして作る枕は高額です。せっかく作った枕がすぐに合わないものになったらもったいない。
そのため、腰の状態によって自由自在に変化する「タオル枕」を小石川整骨院ではおすすめしています。

「タオル枕」の詳しい作成方法

ふんわりとしたタオル枕を作ると、その時の腰の状態に合わせた高さにできるのでおすすめです。ぜひ試してみてください。
小石川整骨院では、このような生活習慣のアドバイスもしています。施術の際に疑問点やアドバイスがほしい点があれば、ぜひお聞かせください。

この記事を書いたのは
嶋 秀和

自らの格闘技経験や怪我を通して身体の構造の研究を行いながら、数多くの治療の勉強会に参加。常に新しい可能性を見つけ進化をつづける独自の治療法を実践している。

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