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突然の胸の痛み、何科を受診するべき?

突然の胸の痛み 胸の痛みは生死に関わる場合もあり、特に不安が募りやすいものです。また、「胸の痛み」と一言でいっても原因は様々で、何科に行くべきなのか判断に困るものです。 大事なことは、まず危険性が高い病気の可能性があるか診察を受けることです。 耐え難いほどの苦しみであれば、緊急外来。 耐え難いほどではないけど、胸に痛みがあれば呼吸器内科。 ここで問題がなければ、緊急性はないのでひと安心です。 しかし、問題が残ります。それはレントゲン検査の結果「異常なし」となっても、「痛み」は残り続けていることです。 こういう場合「安静にして経過観察」となるのですが、じっとしていても治らないケースがあります。この場合疑われる原因の1つが、筋肉の過緊張です。 筋肉の過緊張とはつまり「コリ」。 腰痛が「コリ」で起こるのと同様に、「胸の痛み」も筋肉のコリで発生します。 そのため、原因となる深層の筋肉を緩めれば胸の痛みは、解消していきます。 この記事では、筋肉の過緊張によって引き起こされる「胸の痛み」のメカニズムとその治療法を詳しくご紹介します。※当記事は自費治療の整骨院の立場で執筆されています。

緊急を要する胸の痛みのサインと受診すべき病院

胸の痛みと緊急外来 特に緊急を要する病気には、2パターンがあげられます。

狭心症や心筋梗塞などの心臓の血管が詰まる病気

悪い血管と良い血管 どちらの病気も心臓に血液を送る冠動脈が狭くなったり、固くなったりすることによって心臓に十分な血液を送れなくなることによって発症します。冠動脈がそのような状態になるのは、コレステロールや加齢が主な原因です。 狭心症は血管が狭くなった状態で胸が締め付けられるような圧迫感を感じます。心筋梗塞は血栓によって血管がつまった状態で、冷や汗や呼吸困難が発生します。

大動脈解離(血管が裂ける病気)

血管の中で最も太い大動脈が縦に裂けてしまい激痛を引き起こすのが大動脈解離。痛みは突然起こり、時間とともに広がっていきます。 耐え難いほどの痛みが続く場合、生死に関わります。 すぐに救急車を呼び緊急外来を受診する必要があります。

耐えられるぐらいの胸の痛み

胸部レントゲン撮影 耐えられるぐらいの胸の痛みだと、仕事の関係などで放置してしまいがちですが、呼吸器内科で診察を受けましょう。 呼吸器内科ではレントゲンを撮影し、胸部に異常がないかを確認することができます。 ここで異常が見つからなければ、緊急性の高い原因はなくなるのでひと安心です。 ※当院は胸の痛みで来院され、施術の結果痛みが軽くなったとしても、念の為呼吸器内科でレントゲン検査を受けることをおすすめしています。万が一呼吸器関連で異常が見つかった場合に取り返しがつかなくなるのを防ぐためです。

呼吸器内科で「異常なし」それでも、痛みが残る場合の可能性の1つが筋肉の過緊張

肋間神経痛 肋間神経痛という言葉はご存知でしょうか? 肋骨に沿って神経が通っていて、その神経が圧迫されることによって痛みを感じる症状です。神経が胸のあたりを通っているので、「胸の痛み」と認識されます。 背中や胸の筋肉が過緊張状態になってしまうと、肋間神経が圧迫されて胸の痛みにつながります。
胸の痛みの発生プロセス
  1. 背中や胸の筋肉の過緊張がピークに達する
  2. 肋間神経が圧迫
  3. 胸の痛みとして認識される
この順番をたどって胸の痛みが発生しますので、筋肉の過緊張を緩めれば胸の痛みは解消されます。 同じく、胸の痛みで来院される方の原因として多いのが帯状疱疹。 ウィルスが肋間神経を刺激することにより、胸の痛みとして認識されます。 この場合は直接筋肉が影響しているわけではありませんが、筋肉を緩めることによって血流がよくなり免疫力が向上するため、胸の痛みは緩和されます。

背中や胸の筋肉のコリが原因となっている場合の胸の痛みの症状

  • ・寝ると胸に圧迫感を感じる
  • ・体制を変えると胸が痛む
  • ・くしゃみをすると胸が痛む
  • ・息を吸い込むと胸が痛む
これらの症状に当てはまる場合には、筋肉のコリが原因と考えられます。

筋肉の過緊張の主な原因

何よりも多い原因がデスクワークです。 胸の痛みへとつながる筋肉は、背中と胸の筋肉の過緊張です。 デスクワークで背中を丸めたままパソコンに向かい続ける。 こうすることで、腰の筋肉はもちろん背中の筋肉も固くなりますし、またパソコンのキーボードを打つ姿勢が胸の筋肉を縮みこませてしまいますので、固くなってしまいます。 仕事は毎日あることなので、できる限り負担がかからない環境を整えていただきたいのですが、テレワークが普及してから仕事環境が整っていないまま仕事をすることによって不調を訴えるかたが増えているのは事実です。

小石川整骨院の胸の痛みの治療法

小石川整骨院のスタッフ 小石川整骨院ではリラクゼーションや対症療法ではなく、根本治療を行っています。 根本治療に大切なことは2つあります。それは根本原因の治療と生活習慣の改善のお手伝いです。この2つが組みわせることができると、何よりも早く治りますし、再発しにくい状態を作り上げることができます。

根本原因への見極めと深層の筋肉を緩める施術

根本治療 胸の痛みの原因は、背中と胸の筋肉の過緊張によって発生する肋間神経痛です。 原因の見極めができても、しっかりと深層から緩めることができないと痛みは解消されません。 そこで小石川整骨院では、深層を緩める独自の施術を行います。 それは整体術、カイロプラクティックや生理学、テーピング理論などの研究を重ねて開発したものです。 さすっているだけのような非常に優しい刺激の整体です。 「なぜ、優しい刺激で筋肉が柔らかくなるんですか?」 このような質問をよくいただきます。 人間の体にはいたる所に色々な現象を引き起こすスイッチがあります。そのスイッチを利用すると、通常の整体やマッサージでは届かない深層にある筋肉を緩めることができるのです。 これは「反射」といわれているものです。 膝のお皿の下を軽く叩くと勝手に膝が伸びますが、これが「反射」です。 これと同じ原理を使い、身体の様々な場所にあるスイッチを利用することによって、痛みが全くない優しい施術で深層の筋肉を柔らかくします。

胸の痛みを早く治すためのストレッチ

小石川整骨院での施術だけでなく、合わせてストレッチをしていただくことをおすすめしています。胸に痛みがある場合には、背中と胸のストレッチに加えて腰のストレッチも重要です。適切なストレッチをすることによって、より早く胸の痛みを治すことができます。痛みの解消は、患者さんと治療者の共同作業です。

生活習慣のアドバイス

パソコンのセッティング方法や座り方など、少し変えるだけで筋肉の「コリ」が生まれにくくなり、生活の質が上がるようなことがたくさんあります。患者さんによって仕事内容や、仕事環境は様々なので、アドバイスの内容も患者さんによって変わります。 施術の際にヒアリングをしながら、個別にアドバイスをさせていただいています。

診察のご案内

整骨院には保険診療と自費診療の2つがあります。 保険診療が捻挫など軽いけがの治療。自費診療は、腰痛や膝の痛みなど慢性的で重たい症状の治療。 小石川整骨院では、重度の慢性痛の治療を行っているため自費治療となっています。「どこに行っても治らなかった痛み」を解消するべく、日々技術の向上につとめています。 地元文京区はもちろん、ご紹介で遠方からお越しになる方もいらっしゃいます。 胸の痛みや慢性痛でお困りの場合は、ぜひご来院ください。 初診の方へ また、お越しになれない、遠方の方向けに整骨院の選び方についての詳しい記事を書いています。ぜひ参考にしてください。※腰痛を例に記事が書かれていますが、選び方は胸の痛みの場合でも同様です。 【腰痛が治らない!】整形外科で腰痛が治らない理由と正しい病院・整骨院の選び方

よくあるご質問

Q体勢を変えるときに胸が痛みます。なぜですか?
A背中や胸の筋肉のコリによって肋間神経が圧迫され胸の痛みとして認識されている可能性が高いです。筋肉を緩めれば解消されます。
Q胸が痛みますが、何が原因かまったくわかりません。どうしたらいいでしょうか?
A緊急性がなくてもレントゲン検査を受けましょう。それで異常がないと診断されたら、筋肉など別の原因の可能性が高くなります。

まとめ

  • 胸の痛みが気になる場合には、念のためにもレントゲン検査をおすすめしています
  • レントゲン検査の結果、「異常なし」となった場合、筋肉の過緊張が原因となる可能性が高くなる
  • 胸や背中の筋肉の過緊張がピークに達すると胸の痛みを引き起こす
  • 深層の筋肉を緩めないと痛みは解消されない
この記事を書いたのは
嶋 秀和
自らの格闘技経験や怪我を通して身体の構造の研究を行いながら、数多くの治療の勉強会に参加。常に新しい可能性を見つけ進化をつづける独自の治療法を実践している。

胸の痛みに関する体験談

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