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野球肘を“安静”だけで済ませてしまうと、将来に不安が残る理由

少年野球と野球肘

「野球肘ですね。骨に影響がないのでしばらく安静にいれば大丈夫です。」

これは、整形外科などで行われる野球肘の診断でよく言われることです。

確かに、野球肘の初期症状であれば、安静にして湿布を貼っておけば痛みは治り、再び野球をすることができます。

しかし、そこには大きな問題が1つ隠れています。 それは、“安静”だけだと再発するリスクが高いということです。

野球肘の原因は大きく3つあります。

野球肘を引き起こす3つの要素

  • 1.投げ過ぎ
  • 2.悪い投球フォーム
  • 3.体の柔軟性の低下
  • 「投げ過ぎ」と「悪い投球フォーム」に関しては、正しい野球の知識がある指導者がいれば改善することができます。

    問題になるのは、「柔軟性の低下」です。

    初期の段階であれば安静にしていれば野球肘の痛みも治るので、柔軟性が低下したままで見過ごされてしまうのです。 しかし、柔軟性が低下したままだと、野球肘が再発する可能性が高くなりますし、腰痛など他の故障の原因にもなります。

    湿布には筋肉を柔らかくする効果はありませんので、湿布を貼って安静にしていても柔軟性は戻りませんし、電気マッサージを受けても血行が一時的によくなるだけで筋肉を柔らかくすることはできません。

    柔軟性を取り戻すためには、深層の筋肉を柔らかくする施術と生活習慣の改善、そして正しいストレッチの習慣が必要です。

    これこそが、野球肘の根本治療となります。

    このページでは、野球肘の原因と再発を防ぐための根本的な治療法、子供のころから身に付けたいストレッチなどの習慣についてご紹介します。

    野球肘とは?

    少年野球と野球肘

    野球肘は発育段階の小中学生に多いため、別名リトルリーグ肘ともいわれます。

    野球肘に悩む小中学生は増加しており、実に野球をやっている子どもの25%が野球肘を経験しているというデータもあります。

    野球肘の発症率が一番高いポジションはピッチャー。その次がキャッチャーです。キャッチャーはピッチャーと比べて一球一球の肘へのダメージは少ない傾向にありますが、投球回数はピッチャーと同じく多いため発症率が高くなります。

    初期症状であれば1ヶ月ほどの安静で痛みはなくなります。 しかし、野球肘の根本原因を解決しない限りは再発のリスクを抱え続けなければいけません。

    なぜならば、野球肘の原因の1つが柔軟性の低下であり、湿布や安静には、筋肉の柔軟性を取り戻す作用がないからです。

    野球肘が悪化すると骨の遊離も発生し、最悪手術となります。 その後の野球人生や成長に影響が出るので、痛みを感じたら早い段階から根本的な治療と投球フォームや習慣の改善を行う必要があります。

    野球肘の3つの代表的な症状

    野球肘のパターンは主に3つです。肘のどの部分に痛みを感じかによって分かれ、内側型、外側型、そして後方型の3つとなります。

    内側型の野球肘

    内側型が野球肘で最も多い症状です。

    内側型の野球肘で痛む箇所は年齢によって異なります。発育期の骨と骨の間には成長軟骨という軟骨の層があり、小中学生の場合この軟骨が痛みます。

    成長軟骨は靭帯と付着しているため、繰り返し投球をすることによって引っ張られて骨が剥がれたり、割れたりして痛みます。

    発育が進み、高校生になると靭帯自体が痛むようになります。

    外側型の野球肘

    内側型の野球肘より重症化しやすいのが外側型の野球肘の特徴です。 投球の際に、肘の外側の骨同士がぶつかり損傷することで、軟骨が剥がれてきます。

    この症状が進行すると、軟骨が遊離してしまい、関節内を骨が動いてしまう状態になります。剥がれた軟骨が関節内を動きまわることから、関節ねずみとも言われます。

    後方型の野球肘

    ボールのリリース時とフォロースルーの際に肘が強く伸ばされます。このことにより、骨と骨とがぶつかり合い炎症や疲労骨折を発生させ、肘に痛みを感じる症状です。

    野球肘を引き起こす3つの原因

    野球肘を引き起こす原因は3つあります。

    野球肘を引き起こす3つの原因

  • 1.投げ過ぎ
  • 2.悪い投球フォーム
  • 3.体の柔軟性の低下
  • この3つの原因がどのように野球肘につながるのか、何が一番見過ごされてしまうポイントなのかを解説します。

    野球肘の原因その1.投げ過ぎ

    野球ほど肘に負担がかかり続けるスポーツはありません。 子供でも大人でも投球数の管理は厳重に行う必要があります。

    特に子供の場合は、自分での管理が難しいので指導者や保護者が積極的に関与する必要があります。

    野球肘の原因その2.悪い投球フォーム

    肘に負担がかかるフォームで投げていれば、投球回数が少なくても野球肘は発症します。逆に、肘に負担がかかりにくいフォームで投げていても、投球回数が増えていけば野球肘へとつながります。

    正しいフォームで肘への負担を低くし、投げ過ぎも防ぐ必要があります。

    野球肘の原因その3.柔軟性の低下

    体の硬さ

    最も見過ごされる原因が、柔軟性の低下です。

    投球は肘だけではなく、全身の動作です。身体がしなやかだと全身の力を使って良い球が投げれますし、肘への負担が少なくなります。

    特に影響を与えるのが、股関節の柔らかさと肩周り、そして体幹です。成長が始まってくると子供といえども柔軟性が落ち、身体が硬くなってきます。

    柔軟性の低下によって引き起こされる現象

    • 安静にしていても痛みが治らない
    • 野球肘が再発してしまう
    このような場合には、体の柔軟性が低下している可能性が高い状態といえます。

    子どもの体も徐々に硬くなっていきます

    ゲームをする少年たち

    赤ちゃんは産道を通って出てきます。 そのため、生まれた時には体がとても柔らかい状態です。

    しかし、悪い生活習慣などが積み重なり徐々に体が硬くなっていき、小学生の頃には腰痛を感じる子もたくさんいます。

    大人と比較した場合には子供の方が身体が柔らかいだけで、子供も大人も身体が硬くなるメカニズムは同じです。

    体を硬くする代表的な習慣

    • 座り続けること
    • 同じ姿勢を続けること
    • 運動後にストレッチを行わないこと

    子供は大人よりも集中力が高いので、熱中してしまうと何時間も同じことを続けてしまう傾向にあります。

  • 悪い姿勢のまま、ゲームを何時間も続けてしまう。
  • 野球をした後にストレッチを行う習慣がない。
  • このようなことを繰り返していると、腰、体幹部分が硬くなり腰痛を発症します。あるいは、腰痛は感じなくても身体の動きが硬くなってしまうのです。

    野球をやっている場合、この体の硬さが野球肘の原因となります。

    子供の身体はもともと柔らかく、筋肉も成長過程なので悪い癖もつきやすいのです。数年後に顕著に影響が出るものなので、子供の頃からストレッチや正しい姿勢、ケアの仕方を学ぶことはとても重要です。

    湿布や電気マッサージでは筋肉を柔らかくする事はできません

    電気マッサージ

    野球肘は骨の遊離がなければ、保存療法が選択されます。 野球肘の早期であれば、1ヶ月ほど休めば痛みがなくなりますが、重症化してくると休養だけでは痛みがなくなりません。

    整形外科で行われる治療は、湿布の処方と安静が主なものです。

    湿布は炎症を抑える働きはありますが、筋肉を柔らかくする作用は全くありません。 しばらく安静にして炎症が治ったとしても、筋肉が硬いのであれば再発するリスクは高いままです。

    また、”保険適用”の整骨院で電気マッサージを受けても根本から筋肉が柔らかくなることはありません。

    野球肘の根本原因は肘や体幹の筋肉の硬さです。 その筋肉を柔らかくして、初めて再発を防ぐ根本治療となります。

    小石川整骨院の野球肘治療の3つの特徴

    小石川整骨院では湿布の処方などの対処療法ではなく、根本治療を行っています。

    根本治療に大切なことは2つあります。

    それは根本原因への治療と生活習慣の改善のお手伝いです。

    この2つが組みわせることができると、何よりも早く治りますし、再発しにくい状態を作り上げることができます。また子どもの頃から正しいストレッチや生活習慣を学ぶことができると、将来の大きな資産になります。

    野球肘の原因となる筋肉を深層から緩める、独自の施術

    とは?

    野球肘の場合、緩める対象となるのは肘だけでなく体幹部分にも及びます。

    体幹を緩める事ができると可動域が広がり、投球フォームはもちろん、全身の動きに良い影響を与えます。また、全身の血流がよくなるので、肘の回復スピードもぐっと早くなります。

    体幹は体の一番奥にあるので、通常の刺激では届きません。

    そこで小石川整骨院では、深層を緩めるために独自の施術を行います。

    それは整体術、カイロプラクティックや生理学、テーピング理論などの研究を重ねて開発したものです。

    さすっているだけのような非常に優しい刺激の整体です。

    「なぜ、優しい刺激で筋肉が柔らかくなるんですか?」

    このような質問をよくいただきます。

    人間の体にはいたる所に色々な現象を引き起こすスイッチがあります。そのスイッチを利用すると、通常の整体やマッサージでは届かない深層にある筋肉を緩めることができるのです。

    これは「反射」といわれているものです。

    膝のお皿の下を軽く叩くと勝手に膝が伸びますが、これが「反射」です。 これと同じ原理を使い、身体の様々な場所にあるスイッチを利用することによって、痛みが全くない優しい施術で深層の筋肉を柔らかくします。

    野球肘を防ぐ投球フォームのアドバイス

    投球フォームのアドバイスコーチから投球フォームのアドバイスは受けている子どもがほとんどですが、身体のプロの視点で投球フォームについてアドバイスをします。 どうすると肘へ負担がかかるのか? 肘に負担がかからないようにするためのポイントを伝えながら、一緒に実践して体に定着させるお手伝いをします。

    野球肘に効く生活習慣やストレッチのアドバイス

    ストレッチ・生活習慣のアドバイス「どういう環境で勉強をしていますか?」
    「ゲームをする時にはどういう姿勢ですか?」
    「野球の後のケアはどのようにしていますか?」

    このような質問で生活習慣の癖を探っていきます。
    その上で、生活習慣を改善する方法や正しいケアやストレッチの方法などをお伝えしていきます。これらを実践することで野球肘やスポーツの障害も起きにくくなります。

    そして、こういった正しい習慣は一生ものです。
    子どもの頃から”当たり前”にする事ができると、将来的にも腰痛や怪我に悩まされる可能性がぐっと下がります。

    野球肘の患者さんからよく頂く質問と答え

    Q湿布には効果がありますか?
    A炎症を抑える効果はありますが、筋肉を柔らかくする効果はありません。痛みが少しだけ早く引くことはありますが、根本原因の治療にはなりません。
    Qどういった野球肘の症状であれば治りますか?
    A骨が遊離していなければ治ります。安静だけで痛みが治らない場合は、柔軟性がかなり低下している可能性がありますが、深層の筋肉を柔らかくすれば治ります。
    この記事を書いたのは
    佐藤 博紀

    何千人もの治療を通して、整形外科の技術だけでなく、他の技術の習得の必要性を感じ、独自に研究。対話を重視した根本治療を行っている。