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「原因が分からない不調」に要注意。加齢とともに増すダルさの正体とは?
40代から感じはじめる人が多い、ダルさ。ダルい状態も慣れてしまうといつしか、それが日常に。食事や睡眠などあれこれ試しても解消されずに、年齢のせいだとかたずけてしまう人も多くいます。
人間は不快な状況にもしばらくすると適応する強さを持っています。しかし、ダルさに慣れても良いことはひとつもありません。不快な状態をだましだまし続ける事で、どんどん健康を失っていきます。
なんだか不調。
なんだか疲れが取れない。
この記事では「原因が分からない不調」の正体を、根本治療を専門とする整体師の視点で掘り下げていきます。
食事、睡眠、運動、あれこれ試したけどまだまだ不調
バランスのとれた食事、適度な運動、十分な睡眠。これらが実現できて体調不良が改善するのであれば何もいうことはありません!そのままの生活を続けて、健康な状態をキープできるようにするだけです。
一方「原因が分からない不調」が続く方は、食事はバランスの取れたものに切り替えられたとしても、運動や睡眠でつまずいてしまうことがほとんどです。
なぜ運動を続けたくても続けられなかったり、睡眠を十分にとりたくても取れないのでしょうか?その原因はどちらも慢性的な腰痛の可能性があります。
運動すると逆に身体を壊してしまうワケ
筋トレや運動を続けて、体型の変化などが感じはじめてくる頃に腰や肩、膝に痛みを感じてしまい、運動習慣が途絶えてしまう事が多くあります。
しかし、急激なトレーニングをしているのかというと、そうでもありません。軽い運動で身体を慣らしていっても、ギックリ腰などを発症してしまう人も少なくありません。
どうして運動や筋トレでギックリ腰などを発症してしまうかというと、それは筋肉を硬くする行為を行っているからです。
適切なストレッチなどをしっかり行わないと筋トレは筋肉を硬くします。そして、筋肉が硬くなることによって、血流が悪化し痛みへとつながります。
慢性的な腰痛を抱えている人は、腰の筋肉が硬い状態です。
その状態のまま筋トレや運動に取り組むのは良くありません。
睡眠法で見過ごされている、熟睡の条件
睡眠の重要性は多くのメディアで取り上げられるようになり、意識する方も大変増えました。
当院の患者さんでも多くの方が睡眠を意識されています。
- 夜間のスマホを制限(ブルーライトの制限)
- 夜間は照明を落とす(間接照明にする)
- 湯舟につかる
上記は良い睡眠のためのコツとして紹介されるものの例です。睡眠法について解説している本で見過ごされがちなのが、腰痛です。
当院で睡眠が十分に取れていない方にする質問があります。
それが、「仰向けで眠れていますか?」です。
慢性的な腰痛をお持ちだと、仰向けになると痛みが出てしまいます。
痛みがあるような状態では熟睡できるわけがなく、より腰が悪くなる寝姿勢をとることになってしまいます。
慢性的な腰痛とはどのような状態を指すのか?
急性の腰痛は長くて数週間、2、3カ月以上続くと慢性腰痛といわれます。
- 仰向けで眠れない
- 1時間以上座っているのが辛い
- 腰を曲げた姿勢をとっているとすぐに痛みがでる
これらにあてはまる人は、慢性腰痛といえます。腰に不快感がありながらも、耐えられないほどの痛みではないため放置してしまう方も少なくありません。
放置した痛みがいつしか、「ふつう」になってしまい、結果的に「原因は分からない不調」になってしまうのです。
「原因不明の不調」の裏に腰痛あり
健康に気を付けてあれこれとやっているのに、不調が続く場合には可能性の1つとして、慢性腰痛を疑ってみると良いでしょう。
腰痛は血流の悪化を引き起こします。そのため、老廃物も排出されずに疲労は溜まっていきます。
「よく休んだのに疲れが取れない」
「良く眠れない」
こういった場合には慢性腰痛の疑いが強いといえるでしょう。
急激な痛みがない限り、放置されがちなのが腰痛です。
腰が悪い状態で筋トレや無理な運動をしてしまうと、小康状態を保っていた腰が悲鳴を上げて「ギックリ腰」などに発展してしまいます。
「腰痛」には慣れがあります。腰痛の人は、不快な状態がふつうになってしまい、「快調な状態」を忘れてしまいます。
慢性腰痛の期間が長ければ長いほど、腰が良い状態がどういうものか想像できなくなってきます。
腰が健康だと感じられる事
ぐっすりと眠れます。
寝る事によって疲れが取れます。
疲労を感じにくくなります。
ダルさがとれて、仕事の質が上がります。
歩くのが楽になり、ウォーキングがより楽しくなります。
歩いた後も疲れが残りにくい状態になります。
筋トレをしても、ギックリ腰に悩まされなくなります。
腰が健康だと感じられる事は、数え上げたらキリがありません。
この効果は腰を根本的に治してみないとわかりません。
なぜならば、慢性腰痛の期間が長いと「腰の調子が良かった時」を忘れてしまっているからです。
腰が健康な状態とはどのようなものか?
ずばり、腰の筋肉が柔らかい状態です。
痛みがないから健康というわけではありません。
「痛み止めを飲めば痛くなくなるから大丈夫」ということをたまにいう方がいますが、痛み止めを飲んでも腰の筋肉は柔らかくならないので、不健康な状態といえます。
なぜ、腰が柔らかい状態が良いのかというと血流が良くなるからです。
血流が良くなると、老廃物の排出を促し疲れが取れます。そして腰が柔らかいと寝る際に痛みがないのでぐっすり眠れるようになります。
なんだか続く不調を取り除くおススメの順番
1.栄養バランスの取れた食事に切り替える(色んなダイエット方法や食事法を試さない)
その日から出来るので食事の改善を第一におススメします。
ポイントは極端なダイエットはしないでバランスの良い食事を取る事です。体格にあったカロリーでタンパク質、脂質、炭水化物をほどよく摂取することです。
短期間で極端に体重が落ちたり、健康状態が改善することはないと思いますが、長く続けると確実に変わります。
人生は長く続くので、継続できることに意味があります。
2.慢性腰痛があるならば、治す
軽いウォーキングであれば、すぐに取り入れてほしいところですが筋トレや激しい運動となると筋肉を硬くしてしまい、ギックリ腰を誘発しかねません。
再び慢性腰痛のチェックリストを掲載します。3つとも当てはまるならかなり重度の慢性腰痛です。
- 仰向けで眠れない
- 1時間以上座っているのが辛い
- 腰を曲げた姿勢をとっているとすぐに痛みがでる
これらに当てはまる方は、まずは腰を治すことからはじめましょう。
3.腰痛が治ったら軽い筋トレから開始する
仰向けで眠る事もでき、寝起きに痛みも感じない状態であれば腰が健康な状態といえます。この状態であれば、筋トレや運動に取り組んでも問題ないといえるでしょう。
軽い運動強度からはじめていただき、運動・筋トレの後にはストレッチを行えば筋肉が硬くなるのを防ぐことができます。筋トレとセットでストレッチを取り入れましょう。
慢性腰痛の治療ができる整骨院を探すにはどうしたらよいか?
ダイエットや生活の質の改善と同じで、腰痛の治療を1つ取っても情報があふれかえっています。慢性的な腰痛の場合にはなおさらです。整骨院選びが大変難しくなります。
急性の腰痛の場合には、人間に備わっている自然治癒力によって何もしなくてもたいていは治ります。
しかし、慢性腰痛となると自然と治ることはなかなかありません。
いざ整骨院や病院を探してみると、それぞれの院がバラバラのことを主張していたり、価格もさまざまだったりで迷ってしまうことでしょう。
治療法はいろいろあるので、これが良い!という事は言えませんが、避けた方が良い院の特徴というものがあります。記事にまとめていますので、ぜひご覧ください。
【腰痛が治らない!】整形外科で腰痛が治らない理由と正しい病院・整骨院の選び方
小石川整骨院は、東京都で重度の慢性痛を専門として営業しています。お近くの方はぜひご予約くださいませ。
自らの格闘技経験や怪我を通して身体の構造の研究を行いながら、数多くの治療の勉強会に参加。常に新しい可能性を見つけ進化をつづける独自の治療法を実践している。
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