東京都文京区・小伝馬町・奥沢の整体院、接骨院

はじめに

腰痛コルセット

突然の腰痛やぎっくり腰になった時に、腰への負担を減らすために使われるコルセット。整体や接骨院でもよく販売されています。

腰の痛みが軽減するからといって、コルセットを巻き続けていると様々な不調の原因になることも。このページでは正しいコルセットの使い方を解説します。

正しく腰痛コルセットを使用する3つのポイント

腰痛コルセットは医療器具です。使うべき時に限定して、正しく使わないとデメリットしかありませんし、間違った使用は腰痛を悪化させかねません。3つのポイントを守って正しく使うようにしましょう。

生活に支障があるぐらい腰が痛い時だけ使う

「腰が痛くて歩くのも大変」「腰が痛くて椅子から立ち上がるのもつらい」このように日常生活に支障が出る場合にだけ腰痛コルセットは使用しましょう。

楽になるからといって使用し続けると様々なデメリットがあります。あくまでも腰が痛くてしょうがない場合の応急処置と理解してください。

骨盤を包むように左右均等に適切な圧力で巻く

腰痛コルセットはお腹を軽く引っ込めた状態で左右均に適切な圧力で巻きましょう。ご飯を食べたあとも苦しくない程度が理想的な圧力です。

左右均等にしないといけない理由は身体のバランスを保つためです。左右、どちらか一方だけに圧力がかかりすぎるとバランスが崩れてサポートする機能が阻害されてしまいます。

正しく巻くのは意外と難しいものなので、はじめは整体・整骨院で巻いてもらうのが良いでしょう。

自分の身体にあったサイズのものを使用する

洋服と同じで腰痛コルセットも個人にあった適切なサイズがあります。「家にあったから・・・」という理由で合わないサイズのものを利用していると、適切な圧力でコルセットを巻くことができなかったり、きつすぎて筋肉を痛めてしまうこともあります。

医療器具なので、適切な診断を受けて自分にあった腰痛コルセットを利用することをおすすめします。

腰痛コルセットを使用し続けると起こるデメリット

腰痛コルセットを長期間にわたって使用し続けるとデメリットしかありません。しばらく経っても腰の痛みが引かない場合などは、速やかに施術を受けるようにしましょう。早期の施術が重要です。

筋力が衰えて腰痛が起こりやすくなってしまう

何よりも大きな弊害が筋力の衰えです。筋肉の代わりに腰痛コルセットを使うということによって安定を維持しています。筋肉は使わないとどんどんと衰えてしまいます。

足や腕を骨折してギブスをはめていた人が完治してギブスを取ると驚くほど足や腕が細くなっているのを見たことがありませんか?24時間は装着しないにせよ、長期間つけているあれと同様のことが腰まわりに起きます。体幹は安定せず、足腰も弱り、いわゆる老化につながっていきます。

腰とは別の部位に不調をきたしてしまう

どこか一部が悪くなるとその部位をかばって患部以外も悪化してしまう。コルセットを着用せずとも起こることですが、腰痛コルセットを着用しているときは顕著に起こります。腰が固定されているので、身体の動きが不自然になってしまいます。

例えば、首です。後ろのものを見ようとする時に普段は腰を回転させて見ている場合でも、腰が回転できないので普段曲げないぐらいに首を曲げてしまう。こうした無理を重ねているうちに腰とは別の部位にも不調をきたしてしまうのです。

血行が悪くなり身体全体の不調の原因にも

腰痛コルセットを装着する際には適度な圧力をかける必要があります。圧力をかけないとコルセットが腰をサポートする機能が果たせません。腰を一時的にサポートするには良いのですが、圧力をかけることによって血行を悪化させてしまいます。血行が悪化するということは腰だけでなく、全身の不調につながります。血行を悪化させることは本当に良いことが1つもありません。

腰の痛みが治ったら筋肉のコルセットをまとおう

腹斜筋、腹横筋、腹直筋、しっかりと鍛えられた腹筋はコルセットの役割を果たしてくれます。腰に痛みがあるうちは筋トレはしない方が良いですが、痛みが治ってきたら腹筋をすることをおすすめしています。

筋トレによって出来上がる腹筋群はまさしく筋肉のコルセット。体幹は安定しますし、代謝も上がりダイエットにもつながります。

コルセットは美容の天敵

「綺麗に見せたいから」このような理由でコルセットをつけている方がまれにいらっしゃいます。コルセットを付けている時は綺麗に見えるかもしれませんが、腰が痛くもないのにコルセットを着用することは悪いことしか起こしません。

まず、コルセットをつけていることによって筋力が衰えてしまいます。それによって老けて見えますし、代謝が悪くなるので太りやすくなります。さらには、筋力が落ちることによってコラーゲンの合成が阻害されてしシワやたるみが増えてしまいます。「美のため」のコルセットは禁物です。

まとめ

  • 腰痛コルセットはぎっくり腰などで日常生活に支障が出ている時だけにする
  • 自分にあったサイズの腰痛コルセットを用意して適切な付け方を心がける
  • しばらく経っても痛みが引かない場合は、施術を受けて根本から治す
この記事を書いたのは
嶋 秀和

自らの格闘技経験や怪我を通して身体の構造の研究を行いながら、数多くの治療の勉強会に参加。常に新しい可能性を見つけ進化をつづける独自の治療法を実践している。

腰痛・ぎっくり腰の患者さんの体験談

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初診の時にはまず、その施術方法に驚きました
R.S様 20代男性
完治までの期間:2~3カ月