【抱っこのやり方注意】育児中のママさんが腱鞘炎になりやすい理由と正しい治療法
育児中の悩みのタネ・腱鞘炎
「赤ちゃんの頭を抱えてミルクを飲ませたり、長時間抱っこをしたり・・・」
育児の開始とともに、発症しやすい症状の1つが手首や指の腱鞘炎です。
腱鞘炎の痛みがある状態での育児は大変辛いものがありますし、痛みをまぎらわすための湿布や痛み止めも、育児中は使用が難しいのが現状です。
しかし、安心してください。
実は正しい治療を行えば腱鞘炎は腰痛などと比べて非常に治りやすい症状といえるのです。
手や指を酷使する手芸やピアノなどを長年やって症状を悪化させながら、痛み止めの薬や注射、湿布でやり過ごしてきた腱鞘炎の場合には完治にも時間がかかります。
その一方、育児が原因の腱鞘炎は痛みが強くても腱鞘炎の期間が短いので、正しい治療を行えば数回の治療で改善できる場合がほとんどです。
早く治療を行えば、より早く治ります。痛みを抱え込まず、早い段階で正しい治療を受けていただきたいと当院は考えています。
このページでは、育児中のママさんが腱鞘炎になる原因とその予防方法、当院での施術についてご紹介します。
育児肘のママさんは、なぜ腱鞘炎になりやすいのか?
今まで腱鞘炎とは無縁だった方も、産後に腱鞘炎になってしまうケースがとても多く、初産のママさんは特に腱鞘炎になる可能性はより高い傾向にあります。主な理由は3つあります。
理由1.赤ちゃんのお世話で、手首や指を「使い過ぎ」てしまう
育児中は手首を長時間使う動作を毎日繰り返します。
- 頭を抱えながらミルクをあげる
- 沐浴の際に、頭を抱える
- 抱っこする
利き手と逆の手(右利きの場合は左手)で頭を抱えることが多いので、右利きの人は左手首を、左利きの人は右手首が腱鞘炎になりやすくなります。
理由2.手首は筋肉量が少ないから
手首は人体の中でも筋肉量がもっとも少ない部位のひとつです。 筋肉量が少ないということは、それだけ疲労がたまり腱鞘炎にもなりやすいといえます。
筋肉が少ない部位なのに、育児中は酷使してしまう。 このようなことから、手首の腱鞘炎が起こりやすくなっているのです。
手首の腱鞘炎が一番多い症状ですが、次に多いのが指の腱鞘炎(バネ指)です。
一般的にバネ指は、編み物やピアノなど指を酷使した結果、発症しやすい症状です。 しかし、手のひらで赤ちゃんの頭を支える時には、手首だけでなく親指を中心に、指にも負担がかかっているので、育児中にも発症しやすい症状といえます。
理由3.産後の女性ホルモンの減少
産後は女性ホルモンの分泌が大きく減少します。
女性ホルモンの一種であるエストロゲンには炎症による腫れなどを改善する作用があり、腱鞘炎の発症を抑制していると考えられています。そのため、エストロゲンの分泌が減少する産後は、腱鞘炎を発症するリスクが高い時期だといえます。
抱っこの仕方を工夫して腱鞘炎を予防しよう
抱っこの仕方はいくつかありますが、腱鞘炎を防ぐためのポイントは1つだけです。 それは、「手首を返さない」ことです。
大切なものを抱える時、自然と感覚が一番するどい手の平を使おうとしますが、 これを繰り返して行っていると腱鞘炎になりやすくなってしまいます。
手の平を使わなくても、安定して抱っこをする方法をご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。腱鞘炎を予防するための抱え方がわかると一気に楽になります。
手首に負担をかけない横抱きのやり方
1つめは横抱きの方法です。イラストの左側が手首への負担が少ない横抱きのやり方。右側のイラストが腱鞘炎になりやすい横抱きのやり方です。
手首を返さず、両手をつなげて抱っこをします。こうすれば安定感は十分ですし、手首にも負担がかかりません。
手首に負担をかけない縦抱きのやり方
2つめが縦抱きの方法です。こちらも左側のイラストが手首への負担が少なく、右側のイラストが腱鞘炎になりやすい縦抱きのやり方です。
手首は返さず、肘から手首までを使って赤ちゃんのお尻部分を支えます。こうすれば手首への負担はなく、安定感も十分です。
手首に負担をかけない沐浴
沐浴をしている間はずっと赤ちゃんの頭を支えているので、手首の腱鞘炎になりがちです。 ママさんだけでなく、筋肉が女性より多い男性ですら、腱鞘炎になることが非常に多くあります。
沐浴の際に頭の抱え方を変えて腱鞘炎を抑えることは、残念ながらできません。
そこで、おすすめなのがバスネットの使用です。
これがあれば、頭を支えることなく沐浴ができます。 授乳時や抱っこなどですでに腱鞘炎を発症しているママさんにはもちろん、まだ腱鞘炎になっていないママさんにもおすすめです。
腱鞘炎やバネ指になってしまったら
ストレッチを試してもなかなか改善しない場合、整形外科にかかる方も多いのですが、湿布を処方されて安静にするように伝えられるだけで終わってしまうケースも多々あるようです。
湿布や安静では完治までに時間が非常にかかりますし、育児は休みがありませんので現実的には安静にすることは困難なことがほとんどでしょう。
そのため、腱鞘炎になってしまった場合には信頼できる整骨院や整体を探して施術を受けるのが最適です。
小石川整骨院が行う施術の特徴
「育児が原因の腱鞘炎」の場合、数回の施術で治すことができます。その理由は独自の施術です。もちろん、湿布や電気治療などは行いませんし、強く刺激することもありません。
「育児が原因の腱鞘炎」が数回の施術で改善!
「育児が原因の腱鞘炎」は正しいアプローチで治療を行えば非常に治りやすい症状といえます。
それには筋肉量と腱鞘炎の期間の2つが関係しています。
1つめが、筋肉量です。
筋肉量が少ない部位の方が、施術の効果がはっきりと出ます。つまり手首や指など筋肉量が少ない部位は腰などに比べて、そもそも治りやすいのです。
2つめが腱鞘炎を発症している期間です。
育児が原因で腱鞘炎を発症した場合、発症期間は短いといえます。発症期間が短ければ筋肉は比較的柔らかい状態なので、痛みを強く感じているとしても、短期間で治すことができます。この逆に、湿布や痛み止めでごまかしながら、何年間も腱鞘炎を抱え込んできた場合には治療回数も多く必要です。
つまり、通院しているのに「腱鞘炎がなかなか治らない」場合、正しい治療を行われていない可能性が非常に高いといえます。
優しい刺激で深層の筋肉を柔らかくできる施術
整体院や整骨院と聞くと、「ゴリゴリ」「バキバキ」と強い刺激をイメージされる方が多いかもしれません。
「バキバキ」「ゴリゴリ」の強い刺激は「イタ気持ち良い」感じがあるかもしれませんが、実は表面の筋繊維を壊しているのです。
なので、「強い刺激の整体」ては完治を早めることはできません。
「バキバキ」「ゴリゴリ」系の施術でも治ったという場合は、施術は関係なく、通いながら自然治癒力で治ったという場合がほとんどです。
当院の施術は真逆です。優しい刺激で施術を行います。
例えるなら、お豆腐が壊れないぐらいの強さの刺激です。
優しい刺激の施術は深層の筋肉を緩めることができます。 深層の筋肉を緩めることができるので、より早く治すことができるのです。
通院前は「優しい刺激で治るのかな?」とみなさん疑心暗鬼です。しかし、通院後には効果を実感し、「優しい刺激で十分なんだ!」と納得いただけています。詳しくは患者さんの体験談をご覧ください。
治療中も完治後も使える、腱鞘炎を防ぐためのコツをお伝えします
完治しても、育児をしていればどうしても腱鞘炎になりやすい状態は続きます。
そこで、当院は治療中も完治後も腱鞘炎を防ぐためのコツをお伝えしています。
抱っこの仕方などは記事でもご紹介していますが、それ以外でも腱鞘炎を防ぐためには、気を付けるポイントがいくつかありますので、
患者さんの生活習慣などをヒアリングしながら、アドバイスをしたり、効果的なストレッチのやり方もレクチャーしています。
育児中に腱鞘炎で悩むママさんからよくあるご質問
- Q腱鞘炎が痛く我慢できません。湿布を張っても大丈夫ですか?
- A授乳中は避けた方が良い湿布がありますし、おすすめしていません。当院で施術を受けていただけば、湿布は必要ないぐらい早く治ります。
- Q通院したいのですが、赤ちゃんが一緒でも大丈夫ですか?
- A安心してお越しください。バウンサーも用意していますので、赤ちゃんと同じ部屋で施術を受けていただくことができます。
まとめ
- 育児中のママさんは、抱っこや沐浴など腱鞘炎になりやすい動作が多くなる
- 育児中に発症した腱鞘炎は期間が短いので、正しい治療を行えば数回で改善する
- 「強い刺激」の整体は筋繊維を壊してしまうので、完治を早めることはできない。一時的にイタ気持ち良いだけ