患者様のご来院から完治されるまでの経過をご紹介します。ひとりひとり症状が異なれば、治療方針も変わってきます。ご来院を検討されている方の参考になれば幸いです。

腱鞘炎が再発して来院された患者様のプロフィール

K.Sさんは40代の男性。　半年程前に左手親指の腱鞘炎になり、他の整体院に通い痛みが収まったと思っていたが再発。きっかけは重い本を持ち上げた事によるもの。親指の痛みが再発してすぐ、Web検索で小石川整骨院を見つけて、ご予約を頂きました。

初診時に判明した根本原因

デスクワークなどでの座りすぎや、横向きで寝るなどの生活習慣により、肩や腰の筋肉が硬くなり血行不良を起こしている事が腱鞘炎が再発した根本原因と考えました。

以前通っていた他の整体院で痛みが収まり「治った」ように患者様は思われていましたが、根本的な血流が改善していなかったので再発してしまうことは良くあります。

ご案内した治療計画

指は身体の末端ですし、血管も細いためそ血流も行き届きにくくなります。そうなると、血流に大きくかかわる腰の筋肉のコリを取ることがまずは必要になります。腰のコリに関連して、肩の筋肉の硬さ、足の痛みなどもあったっため、治療の対象は広範囲にわたりました。これによって再発を防ぐ計画です。ご提案した期間は3カ月でした。

「最初は治療してもなかなか痛みは変わらず…心配でした」

1ヶ月目の目標はしっかりと腰の筋肉を緩めて、仰向けで寝やすい体を作る事です。もちろん手指の整体も行いますが、腱鞘炎が治る為には正常な血流が欠かせません。

治療を重ねる毎に仰向けで寝られた・寝やすくなったとの変化が現れたものの、親指の痛みは変わらず…

K.Sさんも不安に思っていたようです。

1ヶ月が過ぎた頃、ようやく腱鞘炎に変化が現れます。痛みが軽くなり、動かせる範囲も少しずつ増えていきました。

混雑した電車内で発症した、ギックリ背中

治療も2ヶ月目に入り、腱鞘炎も徐々に改善されてきた頃、K.Sさんが混雑した通勤電車内で、バランスを崩して踏張った際に背中を痛めてしまいました。

患者様

通勤電車の揺れで踏ん張ったら背中に強い痛みがでてしまいました

山田

それは大変ですね。以前よりは全身の筋肉が緩んでいるので、すぐに治ると思いますよ。

幸い直後に予約が取れ、整体治療が出来ましたので背中の痛みはその1回で半減、腱鞘炎の治療計画には大きな影響はありませんでした。

腱鞘炎の治療とはいえ手指ばかりに整体を施す訳ではありません。K.Sさんの場合、血行改善の為に腰や背中の筋肉を緩める整体を行なっていたので、急性の怪我に対しても素早い改善が出来たのです。

腱鞘炎が治った後の再発防止の為に

ギックリ背中などのアクシデントがありながらも、治療計画通り3ヶ月目には腱鞘炎はほぼ治り、苦手な親指の動きを良くする微調整程度になりました。引き続き腰の筋肉を柔らかくする整体で仰向け寝も定着、現在は仕事で硬くなりがちな肩や腰の筋肉を緩めるメインテナンス目的で月に1回通院されています。