東京都文京区・小伝馬町の整体院、接骨院
腰痛・ぎっくり腰
腰椎すべり症による坐骨神経痛という診断。しかし、本当の原因は腰の筋肉の硬さだった。
70代・女性

患者様のご来院から完治されるまでの経過をご紹介します。ひとりひとり症状が異なれば、治療方針も変わってきます。ご来院を検討されている方の参考になれば幸いです。

運動しても改善せず。2年間にわたって坐骨神経痛に悩まされたK.Hさんのプロフィール

ほぼ毎日プールに通う健康的な生活を送っていますが、2年前から坐骨神経痛で悩んでおり、整形外科では腰椎すべり症と診断されて鎮痛剤を飲みつつ過ごされていたそうです。

時には歩けない程の痛みもあったほどで「運動もしているのになかなか治らずどうしたらと思って」小石川整骨院に来院されました。

腰椎すべり症だから坐骨神経痛が出るのか?本当の原因は?

症状の出方から見て神経痛は、腰の筋肉が硬くなり血行障害が起きている事が原因だと分かりました。Kさんは運動もして健康的な生活を送られていましたが、姿勢を見ると腰の筋肉が硬くなりそうな反り腰があり、寝る時の姿勢も腰の筋肉を硬くする横向き寝が多い事が分かりました。

仮にレントゲンで腰椎すべり症が見つかってもそれが直ちに坐骨神経痛の原因とは限りません。

真の原因を突き止めるには、症状の出方の特徴を聴き、姿勢や生活習慣のチェックをする事が重要です。Kさんの場合も初回のカウンセリングで原因を特定し、寝姿勢の改善や、良かれと思って行っていたスクワットなどの運動を休止するなどの説明をしました。その上で約3ヵ月の治療計画を立てました。

治療当初は坐骨神経痛よりも、腰の筋肉が柔らかくなる事が重要

患者様

施術を受けた帰りに道にも坐骨神経痛が出てしまいました。改善しているのでしょうか?不安です。

山田

腰は順調に柔らかくなっているから確実に改善していますよ。安心してください。

患者様

そうなんですかねえ。痛みがあるうちは何だか安心できなくて。先生に言われたように横向きではなく、仰向けで寝るようにはしています。それはだいぶ定着してきました。

山田

仰向けで眠れるようになってくれば、腰の筋肉が徐々に本来の柔らかさを取り戻してきます。そうなったら、坐骨神経痛も徐々に感じなくなってきますよ。

半信半疑だったKさん。しかし、治療開始から1カ月で徐々に良い変化が…

患者様

だんだんと痛みが軽くなってきましたし、痛みが出る頻度も減ってきました。

山田

それは良かったです。続けていくと痛みはどんどん減っていきます。約束通り3カ月以内には痛みがない状態をいっしょに作りましょう。

患者様

はい、がんばります。初めにやめるように言われたスクワットはもう再開してもいいでしょうか?

山田

スクワットはもう少し腰が柔らかくなってからにしましょう。基本的に筋トレは筋肉を硬くしてしまいますし、スクワットは腰への負担になりやすいんです。腰は確実に柔らかくなっているので、どんどん良くなりますよ。

3カ月目には運動が再開できるほどに回復

このように筋肉の硬さが原因の坐骨神経痛は、筋肉が柔らかくなればそれにつれて徐々に痛みが軽減していく特徴があります。

しかし、慢性化した腰の硬さは変化しても戻りやすいことも事実。

実際、Kさんの施術効果がようやく安定してきたのは3ヶ月目になった頃で、痛みが減った事を確認した上、ストレッチや歩行運動を増やす指導を開始しました。


現在は月に1〜2回の整体に通いつつ、神経痛完治に向けて運動量を増やしている毎日です。当面の目標は痛み無くゴルフを楽しむ事。完治までもう少しです。

この記事を書いたのは
小石川整骨院 春日院 山田 信行

整体歴25年のベテランで日本だけでなく、海外での治療経験もある。「根本治療こそが真の健康を造る」がモットー。