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肩こりとは?

肩こりとは?

「肩こり」とは首すじや首の付け根、肩、背中にかけて「張っている」「凝っている」「重たい」「痛い」などの感じがする症状を指します。
厚生労働省国民生活基本調査によると、女性がうったえる痛みでは肩こりが1位、男性においては腰痛に次いで2位という結果がでています。まさに国民病といわれる症状が「肩こり」です。(厚生労働省国民生活調査2013
初期の肩こりでは、「凝っている」「張っている」という自覚症状だけですが、重症化するとそれだけでなく、「吐き気」や「しびれ」「頭痛」などの症状が現れてきます。
放置すると、仕事や私生活にも多大なマイナスの影響を与えるのが肩こり。適切な治療が必要になります。

肩こりを生む人体の構造

肩こりと人体の構造肩こりに関係する筋肉は、僧帽筋、頭半棘筋、頭・頚板状筋、甲挙筋、棘上筋、小菱形筋、大菱形筋などいろいろあります。中でも、首の後ろから背中までの幅広い筋肉である、僧帽筋(そうぼうきん)が特に肩こりに関係する筋肉になります。
普段意識する事はないかもしれませんが、二足歩行によって、腰と肩には大きな負担がかかっています。
頭の重さは体重の10%ほどなので、体重が50㎏ぐらいの方で5kg~6kgほどの重さ。また、腕も重たい部位で体重の6%ほどを占めており、体重が50㎏の方で片腕3㎏ぐらいです。
スマホ閲覧と頭の重さ重たい頭と重たい腕を支え続けるのが首と肩です。首は頭を、肩は腕を「ぶらさげている」状態といえます。
歩行時やデスクワークの時など、常に負荷がかかり続け、腕を「ぶらさげている」状態なので、肩には筋肉が必要です。女性の方が肩こりの症状が発生しやすい一因として、腕を支える筋肉量が一般的に男性より少ないことが挙げられます。

肩こりの本当の原因は肩ではない!?

人体の構造上、重たい首を支えながら重たい腕をぶら下げている状態なので肩に負担がかかり、肩こりが起きるのは自然な事です。
どんな人でも肩こりは多かれ少なかれ発症しているのですが、適切な姿勢での睡眠や入浴、運動での血行促進によって毎日の肩こりは解消されていれば、肩が「張っている」「重たい」「痛い」などは意識にのぼってくることはありません。 しかし、肩こりを感じる人と感じない人、その違いは何でしょうか? その違いがまさに、肩こりの本当の原因となります。

肩こりに共通するのは腰の筋肉=腸腰筋(ちょうようきん)の縮みこみ

当院には肩こりの悩みを抱える患者さんが多く来院されますが、共通するのが肩、背中、首のコリだけでなく、腰の筋肉=腸腰筋(ちょうようきん)の縮みこみです。
腸腰筋の縮みこみは全身に悪影響を与えます。

骨盤前傾のメカニズムと肩こりの関係

  • 1.デスクワークなどの「座り過ぎ」の生活習慣が、腰の一番奥の筋肉=腸腰筋(ちょうようきん)の縮みこみを生みます
  • 2.腸腰筋が縮む事によって、前方への力を発生させます。
  • 3.人の身体はバランスを保つようにできています。前かがみの力に逆らって後ろに引き戻そうとします。この時に、脊柱起立筋が全力で後ろに引き戻そうとするので腰が疲労し、腰痛を発生させます。
  • 4.前方への力によって、太ももの筋肉=大腿四頭筋(だいたいしとうきん)に過負荷がかかり、骨盤が前傾します。いわゆる骨盤の歪みです。
  • 5.同じく前方の力により、背中が丸まり、首が前方に突き出してきます。症状としてはそれぞれ、猫背・ストレートネックです。
  • 6.首が前方に突き出しや、背中が丸まる事により肩により大きな負荷がかかり肩こりを発生させます。

上記の状態の総称を「反り腰」といいます。
全ては生活習慣によって縮まってしまった腸腰筋が一番はじめのきっかけとなります。
反り腰は神経を圧迫し、全身の血流が滞るため、全身に悪影響を及ぼします。

腰の痛みが肩こりの回復を遅らせる

腸腰筋が縮まる事でもう1つの弊害があります。それは睡眠による回復機能が鈍る事です。
肩こりの自覚症状をお持ちならば、仰向けの姿勢で寝ると、背中が浮いていませんか?これは腸腰筋が緊張している事によって背中とベッドなどの間に隙間ができている状態です。

隙間ができている状態では、痛みが出るので仰向けで寝る事が困難になってきます。 仰向けの姿勢で寝る事ができると、血流が阻害されず回復力は最高の状態になりますが、横向きだと座っている状態と同じになり、腸腰筋の緊張を助長する事になり、全身の血流が悪化します。 また、横向きの寝姿勢は肘、肩が体重で押しつぶされている状態で患部の血流がダイレクトに悪化してしまいます。

「腰痛の際には、横向きでクッションを挟んで寝てください」そんなアドバイスを受けた事がある方も多いかもしれません。小石川整骨院でもそのようにアドバイスしていますが、あくまでも「腰痛の時だけ」です。 激しい腰痛で腰が浮いる時に横向きで眠るのはしょうがないですが、腸腰筋の縮こまりを助長しますので、治療を受けて仰向けで眠れるようにしましょう。

他院で治らなかった患者さんの特徴

  • 肩と首だけに施術を受けていた。
  • 実は腰が悪く、仰向けで寝ると背中のベッドの間に隙間ができてしまう。
  • 睡眠時の姿勢が横向き。
  • デスクワークで一日中座っている事が多く、ストレッチをしていない。

小石川整骨院の治療法

小石川整骨院では、痛みが出ている部分だけを施術する事はありません。なぜなら、痛みが出ている部位は原因ではなく、結果であることがほとんどだからです。
根本原因を解決しないと痛みは消え去りません。
小石川整骨院では、根本原因となる部位への施術と生活習慣のアドバイスを通して、根本治療を行います。

肩こりの根本原因となる部位の特定と施術

肩こりであれば、肩や首への施術だけでは完治しません。肩や首の痛みやコリは症状であり、結果です。その痛みの元をたどって施術を行う事でしか完治する事はありません。
肩こりの大きな原因となる部位は腰の筋肉=腸腰筋(ちょうようきん)です。
座り過ぎやパソコン仕事などで凝り固まった腰の筋肉=腸腰筋(ちょうようきん)の縮みこみやコリを痛みが全くない独自の施術で弛めます。
腸腰筋を弛める事によって、前傾している骨盤が正常な状態に戻り、肩や首への負荷も軽減してきます。腰を弛めた後に、肩や首、背中といった痛みを発している部位の施術を行う事によって回復が劇的に高まります。

肩こりを生まない、生活習慣のアドバイス

肩こりで通院されている患者さんはデスクワークの方が圧倒的です。
同じ姿勢のままでずっと仕事をすることによって、首や肩の血流が鈍る事によって張りやコリの症状がでてきます。
30分に一度は立って腰の筋肉=腸腰筋(ちょうようきん)の縮こまりをリセットする事や、パソコンとの位置関係など患者さんの状況を伺ってアドバイスさせていただいています。

肩こりに効くストレッチ

肩こりの原因となっている腸腰筋、症状として表れている首や背中へのストレッチのやり方を施術の際にお伝えしています。患者さんの職場やご家庭の環境でも実施しやすい簡単で効果的なものです。
施術と併せてストレッチを行っていただく事で早く治りますし、何よりも再発しにくい身体が出来上がります。

肩こりのよくあるご質問

Q他の整体院で肩コリは骨盤のゆがみが原因と言われたことがありますが、本当ですか?
A骨盤のゆがみは原因ではなく結果です。
肩コリの原因になる腸腰筋等に骨盤が引っ張られて歪んでいます。
腸腰筋をゆるめれば自然と骨盤の位置も戻りますよ。
Q肩こりに筋肉量は関係していますか?
A関係しています。重たい腕や首などを支えるため、筋肉量が多い方が肩こりになりにくいです。
この記事を書いたのは
嶋 秀和

自らの格闘技経験や怪我を通して身体の構造の研究を行いながら、数多くの治療の勉強会に参加。常に新しい可能性を見つけ進化をつづける独自の治療法を実践している。

肩こりの患者さんの体験談

腰痛・ぎっくり腰の施術体験談肩こりの施術体験談
初診の時にはまず、その施術方法に驚きました
R.S様 20代男性
完治までの期間:2~3カ月